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協会概要

岡山県看護協会とは

 公益社団法人岡山県看護協会は、県内の保健師・助産師・看護師・准看護師が自主的に会員となり運営する職能団体です。
 全国組織である日本看護協会や他都道府県看護協会と協力・連携して、看護職員の資質向上や働き続けられる環境づくり等に取り組んでいます。さらに、国や県、関係団体との連携により広く人間の尊厳と権利を尊重し県民の健康と福祉に寄与しています。
 個人の力だけでは解決できない看護を取り巻く課題を組織の力で解決し、看護を発展させ、社会に貢献します。

基本理念

使命
  • 教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図る
  • 看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを推進する
  • 県民のニーズに応える看護領域の開発・展開を図る
 
活動理念
  • 看護職の力を変革に向けて結集する
  • 自律的に行動し協働する
  • 専門性を探求し新たな価値を創造する
  • 「法令遵守」「内部統制」「説明責任」の理念に即した法人運営を行う
 
基本戦略
岡山県看護協会は看護職能団体として、看護の質の向上、看護職が安心して働き続けられる環境づくり、県民のニーズに応える看護領域の開発・展開の3つの使命に基づく事業領域において、政策提言、自主規制、支援事業、開発・経営、広報、社会貢献の6つの実現手法を用いて県民の健康な生活の実現を図る

組織図

令和6年度重点事業方針

1.全世代型地域包括ケアを支える看護提供体制の強化
1)地域における看護職間及び多職種とのネットワーク強化
(1) 地域包括ケアの実現を支える看護機能連携システムの強化
(2) エビデンスに基づく予防・健康づくり、重症化予防の取り組みの一層の推進
(3) 地域・在宅看護領域の基盤強化
(4) 多職種との連携強化
2.専門職としてのキャリア継続の支援
1)自治体保健師の標準的なキャリアラダー、助産師のクリニカルラダー、看護師のクリニカルラダーによる実践能力の強化
(1) 看護職の生涯学習ガイドラインの周知
(2) 自治体保健師の標準的キャリアラダーの導入・活用の推進、助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)の活用の推進、「看護実践能力習熟段階」の周知
(3) 各職能のラダーに沿った研修の提供

2)認定看護師制度・特定行為研修制度の活用の推進
(1) 看護師の特定行為研修修了者の活動の支援
(2) 特定行為研修に係る看護師の研修の受講推進
(3) 認定看護管理者制度改正への対応
3.看護職員の働き方改革の推進
1)持続可能な働き方の実現
(1) 看護職員の処遇改善の推進
(2) 働き方改革のモデル提案と現場への導入支援
(3) タスクシフト・タスクシェアの検討及び看護補助者との協働の推進
(4) ヘルシーワークプレイスの実現

2)ナースセンター機能強化による看護職確保・定着の支援
(1) 看護職の確保に向けた復職・キャリア支援
(2) 離職者届出制度の強化
(3) 地域に必要な看護職確保の推進
4.看護基礎教育の強化
1)教育体制を充実させる取り組み
(1) 教育体制を充実させる取り組みに関する交流会の実施
(2) 岡山県看護教育施設代表者会議等への情報発信

2)教員、実習施設の確保への支援
(1) 看護教員の資質向上のための継続研修の実施
(2) 実習指導の充実のための実習指導者養成(特定分野も含む)の計画的受講の推進
(3) 実習指導者のフォローアップ研修・交流会の実施
5.地域における健康危機管理体制の強化
1)感染症拡大及び大規模災害発生時における看護支援活動の基盤強化
(1) 災害支援ナースの養成と管理
(2) 感染管理認定看護師の受講推進
(3) 感染管理認定看護師等のネットワークの推進

2)本会のBCP(事業継続計画)の検討

■公衆衛生の普及指導に関する事業

▶健康相談及び知識の普及
 
まちの保健室事業   
学校に保健室があるように、地域にも身体や心について気がかりなことを相談したい時、介護支援の情報が欲しい時などに気軽に利用できる場を設けています。
  • まちの保健室(街頭での健康相談、おかやまの看護展等)
  • 支部で開催する「まちの保健室」
 
地域での健康応援出前講座
会員が地域に出向いて、公民館、サークルや婦人会等で身近な健康問題についてお話しします。
 

▶看護の普及啓発活動
 
看護の日(5月12日)・看護週間(5月12日を含む1週間)事業 
  • 看護大会
    記念講演会、看護職の活動紹介等
  • ふれあい看護体験
    地域の住民に保健医療福祉施設等が看護の心を伝えるため、見学や簡単な看護体験、関係者との交流などを行う
  • 看護の出前事業
    児童・生徒を対象に「看護のこころ」「いのちの大切さ」等を看護職が学校に出向き看護の魅力を伝える
 
「国際助産師の日」記念事業
助産師の施設を展示紹介、乳児の身体測定、助産師による健康相談等
 
看護進路ガイダンス開催  
看護職を目指す小学生・中学生・高校生等への情報提供と進路相談
 
ナーシングパス発行
看護職を目指す中学生・高校生等へのガイドブック
 

▶災害・感染症等の健康危機対策支援の活動
  • 災害支援ナース(災害・新興感染症等対応)養成研修の実施
  • 災害発生時、医療施設・避難所等での医療救護活動
  • 協定締結機関との連携と情報交換
  • 災害時並びに感染症発生時医療派遣チームへの参加
 

▶寄付金・義援金募集活動
  • がん征圧運動等寄付金募集
  • 甚大な災害発生時等の義援金募集

■保健師、助産師、看護師及び准看護師の職能向上に関する事業

キャリア開発を支援する充実した教育研修プログラム
 
 岡山県看護協会は、社会情勢を踏まえ、会員・非会員のニーズを把握するとともに、日本看護協会の教育計画基本方針を参考にして、看護職の能力開発支援に向けた教育研修プログラムを充実させています。
 
教育理念   
 岡山県看護協会は、看護職が専門職としての倫理を遵守し、変化する社会のニーズに対応した専門性の高い看護を提供できるよう、キャリア開発を支援する。
 
教育目的   
  1. 看護専門職として継続的に研鑽し、社会のニーズに対応した質の高いヘルスケアサービスが提供できる人材を育成する。
  2. 地域包括ケアシステムの構築・推進のため多職種と連携・協働し、看護職の役割を発展させる能力の育成を目指す。
 
教育目標   
  1. 倫理綱領に基づいて、ケアの受け手の尊厳と多様性を尊重した看護を学ぶ看護職を支援する。
  2. 科学的根拠に基づいた看護実践能力が向上するように支援する。
  3. 専門職業人として自己研鑽し、自らキャリア開発することができるように支援する。
  4. 地域包括ケアシステムの構築においてリーダーシップを発揮し、コーディネートができる看護職を育成する。
  5. 社会の変化や現状に即した看護マネジメントができるよう看護管理能力向上を支援する。
  
 
新人研修からスペシャリスト支援まで幅広く”学びの場”を開いています
教育方針PEACH(Passion・Empowerment・Action・Communication・Hope)
 
看護実践能力向上研修
 看護実践能力の核として必要な4つの力(意思決定を支える力、ニーズをとらえる力、協働する力、ケアする力)を育成する研修と、自己教育・研究能力・組織的役割遂行能力向上の研修があります。
認定看護管理者教育課程
 ファーストレベル、セカンドレベル、サードレベルの3課程を開講しています。保健医療福祉を取り巻く環境の変化に対応し、創造的に組織を発展させることができる力を有する看護管理者の育成を目指しています。
保健師助産師看護師実習指導者講習会(特定分野も含む)
 実習施設で実習指導の任にあたる人が実習指導者としての役割を理解し、効率的な実習指導ができるように必要な知識・技術を修得する講習会です。
岡山県看護学会
 各施設の研究や実践報告などを県内に発信する場として、学会を毎年開催しています。査読時に査読委員からアドバイスを受けることができます。
医療安全管理者養成研修
 医療・看護現場でリスクマネジメントを効果的に行う医療安全管理者を養成します。

■看護職員の労働環境等の改善及び福祉の向上による人々の健康及び福祉の増進に関する事業

▶看護職員の働き方改革の推進
看護職が生涯を通して健康で安全に働き続けられる職場を目指しています。
  • 勤務環境に関する実態調査
  • ヘルシーワークプレイスの実現、ハラスメント対策
  • タスクシフト・タスクシェア
  • 処遇改善等
  • 職場環境改善のための講習会


▶こころの健康相談
ストレスを軽減して気持ちよく働けるように、公認心理師による相談を受けられます。
本人だけでなく、管理者からの相談も受け付けます。
対面による相談のみ(電話での相談は不可) ※要予約


▶医療安全管理体制強化
  • 医療安全情報の収集・発信
  • 医療安全への意識啓発
  • 医療安全管理者の養成と支援
  • 医療安全に関する相談対応
  • 医療事故調査制度に関する対応

■看護職員の確保・定着に関する事業

▶ナースセンター
看護職として働きたいあなたを応援します。
 
ナースセンターは「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき、岡山県看護協会が岡山県の指定を受けて運営する、看護職のための無料職業紹介所です。(病院等から紹介料はいただいておりません)
ハローワークと連携してお仕事探しをサポートします。
 

▶就業相談
看護職の相談員が、求職者の働き方にあった就業先を一緒に探します。  

ナースセンターでの相談
対面・オンライン・電話・メール
月~金 9:00~16:00

ハローワークでの相談
  • ハローワーク岡山
    毎週木曜日 9:30~12:30
  • ハローワーク倉敷中央倉敷わかものハローワーク内
    毎月火曜日 13:00~16:00
  • ハローワーク津山
    毎月第1・第3火曜日 9:30~12:00
  • ハローワーク笠岡
    毎月第2・第4木曜日 9:30~12:30

地域での相談
就職フェア等イベントと同時開催(ホームページ等でお知らせします)


▶無料求職・求人サイト「eナースセンター」
  • 自分の希望する勤務地やライフスタイルに合わせた求人を探すことができます。
  • 登録情報を基に、希望に合った求人施設の紹介や、研修等の最新情報発信など、相談員があなたの再就業を支援します。
  • 日本看護協会と都道府県看護協会による運営で、無料で安心して利用できます。
 

▶届出登録サイト「とどけるん」
 保健師・助産師・看護師・准看護師の免許をお持ちで、退職あるいは未就業の方が「ナースセンター」に届け出る制度であり、法で定められた看護職の努力義務です。定年による退職や、就業先が決まっている場合も届け出る必要があります。「とどけるん」登録で、再就業に役立つ情報をお届けします。
<届出方法>
  • パソコン・スマートフォンから入力
  • 届出票を郵送(個人)
  • 届出票を看護管理者がまとめて提出
 

▶岡山生き活き「プラチナナース」事業
  • プラチナナースとは、定年退職を迎える、または定年を迎えた経験豊富な看護職の方々のことです。
  • 看護職が生涯現役として活躍し、地域における看護の質向上、人材不足の緩和を図ることを目的としています。
  • 「プラチナナースサポートセンター(岡山県ナースセンター内)」に登録されると、活躍できる場をコーディネートします。
 

▶就労促進のための講習会
再就業に必要な知識・技術を習得できます。
  • 職場復帰のための看護技術講習会 毎月開催
    (看護技術再習得コース、知識レベルアップ1日コース、知識レベルアップeラーニングコース)
  • 地域における出前看護技術講習会
  • 各病院や地域での研修会
  • 訪問看護師養成講習会(訪問看護を目指す人のための講習会です)
  • セカンドキャリア研修会(経験を活かして次のステップへの準備に役立ちます)

■訪問看護、居宅介護支援及び療養通所介護に関する事業

▶訪問看護・介護予防訪問看護
住み慣れた地域や家庭で、安心して療養ができるようお手伝いします
 
訪問看護が受けられる方
 病気やけが等により、ご家庭で療養されている方で、主治医が訪問看護を必要と認めた方(医療保険または介護保険が利用できます)
 
サービスの内容
病状に合わせた看護
病状の観察と判断/医師の指示による医療的処置/療養生活に関する相談・助言/認知症のケア/食事・清潔・排泄・移動の介助/リハビリテーション/精神・心理面のケア/人生の最終段階のケア、看取り
ご家族への助言や相談
介護の方法/介護用品の紹介/家族の健康問題や悩みの相談
かかりつけの医師(医療機関)との連絡と調整
かかりつけの医師への病状の報告と相談/緊急時の対応等
 
利用料金
 医療保険・介護保険・公費負担医療制度対象分の自己負担分と保険対象外実費分
 
 

▶地域密着型療養通所介護
医療と介護の両方を必要とする中重度要介護の方に、訪問看護ステーションと協働して専門的なケアを提供する通所サービスです
 
ご利用いただける方
  • 常に看護師による観察の必要な医療行為(胃瘻、吸引、褥瘡処置など)を必要とされる方
  • 難病、認知症、脳血管疾患後遺症などの重度要介護者、がん末期の状態の方
 
サービスの内容
 個別対応による送迎、食事、排泄などの介護をはじめ、必要な医療処置や日常生活上の世話および機能訓練など
 
 

▶居宅介護支援
介護保険をご利用になる介護の必要な方やご家族に、適切なサービスが利用できるようにお手伝いします
 
サービスの内容
ご利用者やご家族からの相談・助言
  • 要介護認定の申請代行
  • 認定調査(市町村より委託)
介護サービス計画作成
  • ご利用者やご家族の状況をふまえた居宅介護サービス計画の作成
  • 介護サービス利用のための連絡調整
 
 

■訪問看護総合支援センター事業

 訪問看護総合支援センターは、訪問看護に係る様々な課題を一体的・一元的に解決し、地域における訪問看護提供体制の安定化・推進支援を図る拠点であり、ナースセンターや関係団体、行政等と連携し、3つの目的と7つの機能を担っています。

Ⅰ.経営支援

1.事業所運営基盤整備支援
  • 訪問看護ステーションの機能強化に向けた事業連携検討委員会及び地域部会の開催
  • 開設1年以内の事業所の支援・相談、事業所間のネットワーク化・連携システム、ICTの活用
 
2.訪問看護事業所の開設支援
  • 事業所の開設支援・相談、開設に向けてのセミナー開催
 

Ⅱ.人材確保

3.潜在看護師・プラチナナース等の就業及び転職促進
  • プラチナナースの登録制度の推進
 
4.人材出向支援
  • 看護職員出向・交流研修事業の推進
  • 中堅看護職員の施設間研修の推進
 
5.新卒・新任訪問看護師採用に向けた取り組み
  • 新卒・新任訪問看護師の就職・育成支援・相談
  • 新任訪問看護師のプリセプターの支援
 

Ⅲ.訪問看護の質の向上

6.訪問看護に関する情報分析
  • 訪問看護ステーション連絡協議会と連携して訪問看護の課題抽出
 
7.教育・研修実施体制の組織化
  • 看護学生の地域・在宅看護論実習の相談対応
  • 各地域での教育実施体制づくり
 
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